G.17.4.2.1.7 必要スペクトルの入力の定義
必要スペクトルは、FEMA 356 : 2000のセクション1.6.1.5で説明されている方法に従って生成されます。
プログラムは、TsとSaを見つける目的で必要スペクトルを生成します(目標変位を計算する目的のTeに対応します)。
必要スペクトルの生成
次の基準は、プッシュオーバー解析の必要スペクトルを作成するために使用されます。
サイトクラス
- 平均横波速度vs > 5,000フィート/秒の硬地盤
- 2,500フィート/秒 < vs < 5,000フィート/秒の地盤
- 1,200フィート/秒 < vs ≤ 2,500 フィート/秒、または標準N値 N > 50または非排水せん断強度su> 2,000 psfの非常に密度の高い土壌と軟地盤
- 600フィート/秒 < vs ≤ 1,200フィート/秒、15 < N ≤ 50、または1,000 psf ≤ su < 2,000psfの硬い土壌
- 可塑性指数PI >20、または含水率w >40%、およびsu < 500 psfまたはvs < 600フィート/秒の土壌プロファイルとして定義される10フィートを超える軟質粘土を含むプロファイル
- サイト固有の評価が必要な土壌
サイトクラスの調整
設計短周期スペクトル応答加速度パラメータSXSと1秒における設計スペクトル応答加速度パラメータSX1は、それぞれ式(2-7-1)と(2-7-2)から、次のように求められます。
SXS = FaSS | (2-7-1) |
SX1 = FvS1 | (2-7-2) |
= |
一般的な水平応答スペクトル
FEMA 365の図1-1に示すような一般的な応答スペクトルは、水平方向の構造周期Tに対するスペクトル応答加速度Saに対して(2-6-3)、(2-6-4)および(2-6-5)を使用して開発する必要があります。
0 < T < Tsの場合、
(2-7-3) |
T < Tsの場合
Sa = SXS/BS | (2-7-4) |
T > TSの場合
Sa = SX1/(B1T) | (2-7-5) |
= |
| |||
= |
|
これで、Sa vs Tのこの応答スペクトルは、Sa vs Sdの必要スペクトルに変換されます(耐力スペクトル法の場合)。